- 入浴剤の選び方がわからない人
- 入浴剤で改善したい症状がある人
- 自分に合った入浴剤を選びたい人

みなさん、こんにちは!
入浴剤が大好きな「まど」です!
お風呂の楽しみのひとつとして、入浴剤を使う方も多いと思いますが…
入浴剤の選び方、ご存じですか?
実は入浴剤には様々な種類があり、種類によって得られる効果も違うのです。



入浴剤なんてどれも同じでしょ?



入浴剤によって効果に違いがあるの?



入浴剤の違いを知れば、自分に合った入浴剤が選べるよ!
今回は、知ってるようで意外と知らない「入浴剤の種類と選び方」をお伝えします!
- 入浴剤の分類と種類
- 入浴剤ごとの成分と目的
- 自分に合った入浴剤の選び方



毎日の入浴剤選びが楽しくなるよ~♪
入浴剤の分類と種類
入浴剤は大きく分けて
- 『医薬品医療機器等法』(旧薬事法)による4分類
- 成分や目的別の6種類
で区分されています。
まずは
①『医薬品医療機器等法』(旧薬事法)
について解説します。



ややこしい話はいいから特徴と選び方が知りたいな…



成分や目的別の6種類まで飛ばしていいよ!
成分や目的別の6種類にジャンプ!
①『医薬品医療機器等法』(旧薬事法)の4分類
法律上での分類になります。
といっても難しいことはありませんし、これを知ればざっくりした入浴剤選びがしやすくなります。
『医薬品医療機器等法』(旧薬事法)では、
- 医薬品
- 医薬部外品
- 化粧品
- 雑貨
の4つに分類されます。
医薬品
・ヒトや動物の疾病の診断・治療・予防を行うために与える薬品。
であり、基本的には医師の処方があって使用するものであったり、薬剤師等から提供された適切な情報に基づき購入、使用をするものです。
一般の入浴剤選びとは違ったものですので、今回は詳細は省きますが、
「治療のために処方されることもある入浴剤がある」
という知識は持っておいても損はないと思います。
医薬部外品
入浴剤の多くが、この「医薬部外品」に分類されます。
定義として、
「人体に対する作用が緩和であること。」
と定められており、
- 正常な使用方法の下で人体に強い作用を及ぼさないこと
- 人体に対しても強い作用を起こさないこと
が医薬部外品の入浴剤の特徴です。
とはいえ、効果や効能が認められた有効成分が配合されている場合には表示することが出来ます。
あせも・荒れ性・うちみ(打ち身)・肩のこり(肩の凝り)・くじき・神経痛・しっしん(湿しん)・しもやけ・痔・冷え症・腰痛・リウマチ・疲労回復・ひび・あかぎれ・産前産後の冷え症・にきび
(配合成分によっては)いんきん・たむし・水虫・ひぜん・かいせん



様々な効果・効能が期待できるね!
「何かしら改善したい身体状況にある人」が選ぶなら、医薬部外品の入浴剤になると思います。
化粧品
- 人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚もしくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。
皮膚の清浄に限った表示が出来ます。
医薬部外品の入浴剤のように効果・効能を狙ったものではないので、
- 皮膚を清浄にする
- 皮膚をすこやかに保つ
- 皮膚に潤いを与える
という目的で使用するのがオススメです。



スキンケアに特化したものが多い印象!
雑貨
- 効果、効能は表示できない。
- 香りや色を楽しむものが多い。
- ハーブなどを調合しているものも。
雑貨の入浴剤は、



ハーブの香りが好きなんだ~



ピンクのお風呂だいすき~♡
という方にオススメです。



面白い「変わり種入浴剤」も多くて楽しめるよ!
〇〇な、やすらぎ空間を…
■■な気分でリラックスタイム…
みたいな抽象的な説明文が面白い入浴剤でもあります!(笑)
- 医薬品(医師の指示や処方が中心)
- 医薬部外品(様々な効果・効能がある)
- 化粧品(スキンケアにオススメ)
- 雑貨(香りや色、雰囲気を楽しむ)



法律上の分類の次は、成分と効果の6種類を解説するよ!
②入浴剤の成分と効果の違い6種類



分類はわかったけど、結局なにを選んだらいいの?



まずは下の表を見てみよう!





ぱっと見だと全然わからないね!(笑)
30分かけて作成した図ですが、ひとつずつ解説していくので、ご安心ください!
この図は解説を読んだら理解できますし、あなたに合う入浴剤を選ぶ時には参考になると思いますので、どうぞ保存して活用してください♪
目的別には、
- 温浴なら…無機塩類系
- 疲労回復なら…炭酸ガス系
- リラックスなら…薬用植物系(生薬系)
- スキンケアなら…酵素系、スキンケア系
- 夏の入浴なら…清涼系(クール系)
といった選び方がオススメです!
いくつかの特徴を掛け合わせた入浴剤も多いので、「ざっくりした6種類」として考えて大丈夫です!
無機塩類系
湯上がりぽかぽか無機塩類系です。
主成分は無機塩類(ミネラル)で、ミネラルが皮膚のたんぱく質と結合し、体の表面に膜(ベール)を張ってくれます。
温浴効果を高めて、お風呂上がりでも熱を逃がさないでくれるので、ぽかぽかが長続きします♪


寒い日の入浴や、冷え性の方にオススメの入浴剤です!
有名な入浴剤だと、
- バスクリン
- バスロマン
- バスソルト系
などの粉末型です。最近流行りのエプソムソルトも無機塩類系ですね。
ボトルタイプや大袋タイプが多いので、湯量に合わせて量を調整できるのも嬉しいポイントです♪
無機塩類系は睡眠の質を高める入浴にも適しています。
詳しくは、【睡眠×入浴】睡眠の質を高めるお風呂の入り方【基本+5つのポイント】で解説しています。


炭酸ガス系



みんな大好き炭酸ガス系!
「入浴剤」と聞いて、炭酸ガス系をイメージする方も多いのではないでしょうか?
その名の通り炭酸ガスを発生させることによって、お湯に炭酸ガスが溶けます。
お湯に溶けた炭酸ガスが皮膚から吸収され、血管を拡張し、全身の血行が良くなります!
血行が良くなることで体内の疲労物質や老廃物が排出されやすくなり、筋肉のコリも良くなります。



今日も仕事で疲れたなぁ…



肩こりと腰痛がつらくて…



炭酸ガスは疲れた人にオススメの入浴剤です!


有名な入浴剤だと、
- バブ
- きき湯
- BARTH
あたりでしょうか、「重炭酸」など名称に若干の違いはあれど、仕組み自体は炭酸ガスです。
(重炭酸は炭酸を揮発させにくい構造にしているこだわりがあるので、一括りにすると怒られるかもですが、今回は割愛します笑)
薬用植物系(生薬系)


生薬のイメージ



ハーブや生薬などがメイン!
最近ではオシャレなものも多く、ドラッグストアでもよく見かけるようになった入浴剤です。
主成分は薬用植物ですが、配合の内容によって目的が異なり、
- 血行促進
- 温浴効果向上
- 肌荒れを和らげる
など、様々な種類があります。
入浴剤のパッケージに表示してあるのを確認して、自分に合った目的のものを選びましょう♪
薬用植物(生薬)系には肌への刺激が強いものもあるので、肌が弱い人は注意しよう!
また、生薬の香りにはリラックス効果があると言われていますので、香りで選ぶのもありだと思います。
有名な入浴剤だと、
- 華密恋
- ツムラのくすり湯バスハーブ
- 入浴剤オリヂナル薬湯
などでしょうか。
あとは「ひのき玉」という、ひのきの木を丸く加工したものもありますね。
正直、流行っている入浴剤と比べて「手を出しにくい入浴剤」だと思いますが、一度使えばハマる可能性も高いと感じています。
私は家サウナをする時には「発汗系」のくすり湯で滝のような汗を流しています、スッキリするのでオススメです♪
酵素系


パパイヤや青パパイヤから抽出されるパパインという酵素が有名な「酵素系」入浴剤。
他にも、
- パンクレアチン
- ヒノキパウダー
- 米ぬか
- 酵母
- 乳酸菌
など様々な酵素が配合されていますが、効果としては「皮膚をきれいにする」入浴剤です。
酵素の働きにより、皮膚や毛穴の
- 脂肪分
- たんぱく質
- でんぷん質
を分解・除去してくれるので、肌が清潔で滑らかになります!



入浴剤でスキンケアしたいな♪



全身浴で、普段ケアしにくい背中までケアしてくれるよ!
全身浴については、【意外と知らない?】お風呂の7大作用【実践方法も紹介】で詳しく書いています。


有名な入浴剤だと、
- パパヤ桃源S
- ビコーゲン
- ブルガリアンローザ
あたりでしょうか。
酵素系は店頭よりも通販の方が圧倒的に品揃えが良いですね!
毎日の入浴を美容に役立てたい方は、ぜひ一度お試しください♪
スキンケア系


その名の通り「スキンケア」が特徴の入浴剤で、保湿成分が主成分です。
- ホホバ油
- セラミド
- ミネラルオイル
などの保湿成分が、お湯で柔らかくなった肌の角質内部にまで浸透し、保湿成分を補ってくれます。
スキンケア系入浴剤の保湿成分が肌に浸透するイメージ画像
入浴剤のおすすめはどれ?入浴剤の種類と特長について | お風呂なび | アース製薬 (earth.jp)


美容目的はもちろん、乾燥肌で悩んでいる方にもオススメです♪
有名な入浴剤だと
- エモリカ
- ウルモア
- ビオレu
- Curēl
- MINON保湿入浴剤
などですね。
型としては液体タイプが多く、白色(ミルク)色が多いのも特徴です。
スキンケア系の入浴剤は湯上がりにシャワーで流さない方が、効果が見込めます。



シャワーで流したら効果がなくなるの?



無くなりはしないから、気になるなら流しても大丈夫!
清涼系(クール系)





夏にピッタリの清涼系!
メントールの成分が冷感を感じる神経を刺激し、ひんやりと感じさせてくれます!
あくまで「ひんやりと感じさせる」という効果なので、体は温まりますよ!
また、重曹やミョウバンなどが配合されているものは、湯上がりの肌をサッパリさせてくれます。
暑い日に使えば、お風呂に入るのもつらくないので、暑がりな方には特にオススメです。
夏場は「暑い屋外」と「涼しい屋内」を行き来することで、自律神経が乱れがちです。
入浴でしっかり温まることで、自律神経を整える効果もありますので、夏こそ入浴が大事なんですね。
各社がそれぞれの入浴剤に清涼系の要素を組み合わせて、毎年4月末~5月初頭ぐらいで店頭に並びますね。
北見のハッカ湯入浴剤は人気商品ですね!


入浴剤だけでなく、ハッカ油を浴槽に数滴垂らしても同様の清涼感を得ることが出来るので、お試しあれ♪
その他の入浴剤
紹介した6種類にキッチリ当てはまる入浴剤ばかりではありません。
- 発汗系
- 泡風呂
- バスボム
- 企業コラボ
などなど、面白い入浴剤はたくさんあります。
まとめ
- 医薬品(医師の指示や処方が中心)
- 医薬部外品(様々な効果・効能がある)
- 化粧品(スキンケアにオススメ)
- 雑貨(香りや色、雰囲気を楽しむ)
- 無機塩類系(温浴効果を高めてポカポカ)
- 炭酸ガス系(血行促進して疲れやコリを軽減)
- 薬用植物(生薬)系(目的に合わせて様々あり、香りはリラックス効果)
- 酵素系(肌を清浄して滑らかに)
- スキンケア系(うるおい成分でスキンケア、乾燥肌にもオススメ)
- 清涼系(クール)系(湯上がりサッパリ、夏にオススメ)
私自身、入浴剤の使い分けを毎日の楽しみとしています。



今日は暑いから清涼系でサッパリ!



最近手荒れするからスキンケア系にしよう!
そのおかげで、腰痛も軽減し、肌トラブルもほとんどありません。
みなさんが気になる入浴剤を見つけた時、自分に合った入浴剤をさがす時、この記事がお役に立てれば幸いです。



それでは、素敵なお風呂ライフを~♪
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