- 初心者向けの「優しい」入り方
- 初心者が失敗しないためのポイント
- 初心者を誘う時の心構え
こんにちは!
サウナ・スパ健康アドバイザーの「まど」です!
最近流行ってますね、サウナ!
私も「漫画 サ道」からサウナにハマったので、まだまだ新米サウナーです。
※サウナー…サウナ愛好家の俗称。
おそらく初心者サウナーや、これからサウナに挑戦しようとしている人は、
サウナって、どうやって入ったらいいの?
初心者にオススメの入り方は?
という具合にネットで調べて、
- サウナは上段で10分!
- 水風呂は最低でも1分!
- 外気浴は15分が理想!
- それを3周でととのう!
などの情報を信じて実践…まぁ失敗しますね。
ネット情報以外でも、「先輩サウナーに連れていかれてツラい思いをした」という場合もあります。
そこで、ちょっとした挫折を味わいながら成長するんですが、諦めてしまう人もいます。
初心者には、もっと優しい入り方をしてもらいたい!
ネットで調べると、
サウナで のぼせた~
サウナってツラいだけでしょ~?
という意見も…悲しいです。
この記事では、サウナ・スパ健康アドバイザーである「まど」が、
サウナ初心者にオススメの「優しくて基本的な入り方」をご紹介すると共に、
「初心者をサウナに誘う時に気を付けるべきポイント」についても解説していきます。
まど式サウナの入り方
それでは、いってみよー!
※今回はよく目にする一般的なドライサウナを前提に説明するよ!
サウナ→水風呂→休憩を3周…は初心者向けじゃない!
「まど式サウナの入り方」
- サウナ(下段に5~7分、上段なら5分)
- 水風呂(30℃シャワーで充分。水風呂も少しずつ慣れれば良い)
- 休憩(外気浴じゃなくても良い。座れればOK)
- 2周で終えても良い
サウナ→水風呂→休憩を3周=最高!
それは慣れてからでいいよ!
まずは先輩サウナーの皆さんが作り上げた方程式を忘れましょう!
もちろん慣れてきたら、多くの方がハマる方程式ではありますが、初心者にはキツいです。
サウナ方程式は、スポーツで言えば試合です、本番です。
今日初めて野球をする人に、
試合出てホームラン打て!最高だぞ!
とは言いませんよね?
初心者にはルールを教え、キャッチボールや素振りから練習させるはずです。
サウナも、まずは慣れてもらうことに重点を置いて、焦らず布教をしましょう…!
初心者サウナは下段から!
サウナは上段で10分!
体を芯まで温めろー!!
いやいや、まずは下段から始めよう!!
- まずは下段で良い
- 最初は5分~7分、慣れたら10分でも良い
- 上段は5分程度にしておく
まずは下段で良い
サウナは同じ室内でも、場所によって温度が違います。
画像のように、サウナ室内の温度計に表示されているのは上段の温度であることが多いです。
1段下がるごとに、約10℃下がるイメージですね。
とはいっても下段でも70℃前後あります、充分に暑いので、そこから慣れましょう。
最初は5分~7分、慣れたら10分でも良い
玉のような汗が出てきたら頃合いだ!
めちゃくちゃわかりにくいな!
よく言われる「汗の出方で頃合いを判断する」という方法、かなり慣れてこないと無理です。
「10分~15分」という時間設定もよく目にしますが、結構長い印象ですね。
初心者は、まずは5分程度入ってみて、無理せずに出てください。
最初に5分入ってみて、2周目に「もうちょい大丈夫かも…」と思えば、1分ずつ伸ばしてみてください。
初サウナの目的は「体をしっかり温める」よりも「サウナという環境を体験する」ことに重点を置いてみましょう。
そうして慣れてきたら、3周目で10分程度入るのも可能だと思いますが、最長でも10分にしておきましょう。
10分以上の長時間は、次回以降に自分に合ったサウナの入り方を模索する上で、試してみてください。
上段は5分程度にしておく
初めてのサウナから、
どうしても上段に座ってみたいんだー!
という方もいるとは思います。自分もそうでした。
初サウナは上段で10分…無理してのぼせたよ!(笑)
上段は下段より、かなり暑くなりますので、5分も座っていれば、しっかり熱くなります。
最初は5分で切り上げて、次回から6分・7分と無理のない範囲で時間を延ばしてみてください。
水風呂は段階を踏んで…30℃シャワーでもOK!
キンキンの水風呂に肩まで入れ~!
初心者は30℃シャワーでも大丈夫!
サウナで一番の難関が「水風呂に入ること」です。
この水風呂がツラくて遠のいてしまう人が多いので、初心者にどうオススメするかが悩みどころですが…
実は30℃のシャワーで代用をすることが出来ます。
30℃シャワーで大丈夫な理由
水風呂は高くても20℃、低いと15℃…施設によっては10℃以下の水温もありますね。
サウナでしっかり温まっているなら入れますが、初心者向けの「下段で短時間サウナ」では、水風呂に耐えられるほど体が温まっていません。
そこで活躍するのが、30℃程度の温度にしたシャワーです。
人間の体は、30℃の水温でも「冷たい」と感じるように出来ています。
まずは「サウナで火照った体を冷やす」ことに慣れていきましょう。
70℃のサウナから30℃のシャワー、40℃の温度差です、初心者にはちょうど良いと思います。
水風呂に挑戦したい時は、下半身~腹まででも良い
どうしても水風呂に入りたいんだー!
全身入らずに、段階を踏もう!
シャワーに慣れてきたら、2・3周目で水風呂に挑戦してみても良いと思います。
その際は、まずは下半身を水風呂に入れてみましょう。それでも結構キツいと思います。
そのまま入れそうなら腹まで、最後に肩まで、各部位30秒ずつ慣らしていくと入りやすいと思います。
一気に入った方がキツくないよ!
という先輩サウナーがいますが、体に悪いのでオススメ出来ません。
必ずかけ湯、かけ水を足元から浴びて、少しずつ水風呂に入ってくださいね!
急激な温度変化は血圧や心臓に負担がかかるよ!
休憩(外気浴じゃなくても良い。座れればOK)
外気浴しか勝たん…
どこで休んでもいいよ!
サウナ、水風呂ときて、最後の休憩です。
外気浴が最高! というサウナー界隈の信仰(笑)がありますが、そこは好きに選んで良いと思います。
ですが、初心者のうちは、お風呂の洗い場などで座って休むのをオススメします。
外気浴のメリット・デメリットを挙げるとすれば、
- 自然の風や音が心地よい
- 日差しが暖かい
- 開放感がある
- 環境が天気に左右される(雨だと不可)
- 人気の場所だと席が奪い合い
- 気温が季節によって違う
といった具合に、「その日の客足や天気、時間帯や季節の影響を受ける」のが外気浴。
自分のサウナの入り方が確立されたサウナーや、お気に入りの店の外気浴のクセがわかったサウナーなら問題ありません。
ですが初心者サウナーの内は、
- どれぐらい休めば良いか
- どんな姿勢が休みやすいか
- どんな環境が心地よいか(音や気温)
などなど、自分の休憩スタイルが確立していませんよね。
浴室の椅子で休む休憩スタイルであれば、天気や店の環境に大きく左右されることがありません。
まずは浴室内の椅子で座って休憩してみて、自分に合った休憩姿勢や時間を探ってみてください。
2周で終えても良い
よ~し、このまま3周まわるぞ~!
2周で終わってもいいよ!
サウナ・水風呂・休憩は3周で1セット…ではありません。
私自身は色々と試した結果、2周目が一番気持ち良いことが多く、2周で切り上げることも多々あります。
多くのサウナーが3周1セットにしている中で、
- 2周1セット
- 4周1セット
- 短時間8周1セット
- 3周1セットして仮眠してから3周1セット
などなど、サウナーによって楽しみ方は千差万別です。
初心者のうちは無理せず2周で切り上げても良いですし、大丈夫そうなら3周目に挑戦しても良いでしょう。
先輩サウナーとしては「2周で終えても大丈夫だよ」と、優しく声をかけてあげるよう配慮してあげてください。
その他の「失敗しないためのポイント」
初心者向けの入り方に加えて、「失敗しないためのポイント」をご紹介します。
自分ひとりでサウナデビューする人も、初心者サウナーのデビューを助けたい先輩サウナーも、是非とも覚えておいてもらいたいポイントです。
失敗しないためのポイント
- 銭湯は慣れてから、慣れるまではスーパー銭湯がオススメ
- サウナの前と休憩の度に水分補給を
- サウナの前にお風呂で温まろう
ひとつずつ解説します!
銭湯は慣れてから、慣れるまではスーパー銭湯がオススメ
まずは近所の安い銭湯で…
銭湯はクセがある!
銭湯のサウナは安く楽しめる反面、
- 湿度が低くて高温のサウナが多く、初心者にはキツい
- サウナが2段の店が多く、下段でも暑い
- 店独自のルールがあることも…(常連さんルールなども)
と、初心者向きではないのも事実。
もちろん、初心者でも入りやすい銭湯もたくさんありますが、スーパー銭湯の方が入りやすいと思います。
銭湯と比べてサウナも広いですし、休憩する場所も多く設置されています。
またドライサウナだけではなくミストサウナがあったり、ロウリュウやアウフグースイベントなども開催しています。
最初のうちはスーパー銭湯で色々と体験してみてから、古き良き銭湯サウナにも足を伸ばしてみてはいかがでしょう?
サウナの前と休憩の度に水分補給を
サウナ上がりのビールのために、水分摂るなよ~!
死ぬ気か
入浴前、そして休憩のたびに、こまめに水分補給をしてください。
1回あたり200ml程度を補給すると良いでしょう。
1回のサウナで、約500mlの発汗があると言われています。
じゃあ入浴前に2Lまとめて飲んでおけば…
と思う方もいるかも知れませんが、一気に飲んでも全て吸収されません。
こまめに水分とミネラルを補給するのが良いですね。
オススメの飲み物は麦茶ですが、サウナーに人気のイオンウォーターやポカリスエットでも良いでしょう。
間違ってもアルコールで水分補給をしようとしないでくださいね!
アルコールが水分補給に適さない理由は、【睡眠×入浴】睡眠の質を高めるお風呂の入り方【基本+5つのポイント】で解説していますので、詳しく知りたい方はご覧ください。
サウナの前にお風呂で温まろう
サウナ水風呂休憩サウナ水風呂休憩サウナ水風呂休憩…
焦らずお風呂に入ろう!
サウナーの中には、ひたすらサウナ→水風呂→休憩を繰り返す派がいますが…
サウナの前にお風呂に2~3分入った方が、体が少し温まり、サウナの効果が高まります。
また、血圧の変化が緩やかになるので、安全に楽しむことが出来ます。
お風呂には肩まで入る全身浴、足はリラックスして伸ばすのがオススメです。
全身浴の効果は【意外と知らない?】お風呂の7大作用【実践方法も紹介】で解説していますので、詳しく知りたい方はご覧ください。
せっかく同じ料金を支払っているのなら、お風呂も楽しまないと損ですよ!(笑)
施設によっては、日替わり入浴剤や、季節に合わせたくすり湯などの催しもあるので、是非とも楽しんでください♪
サウナに入る前に体をしっかり拭いてね!
まとめ
「まど式サウナの入り方」まとめ
- サウナ(下段に5~7分、上段なら5分)
- 水風呂(30℃シャワーで充分。水風呂も少しずつ慣れれば良い)
- 休憩(外気浴じゃなくても良い。座れればOK)
- 2周で終えても良い(自分の楽しみ方を見付けよう)
ためのポイントまとめ
- 銭湯は慣れてから、慣れるまではスーパー銭湯がオススメ(銭湯はクセがある)
- サウナの前と休憩の度に水分補給を(オススメは麦茶やイオンウォーター)
- サウナの前にお風呂で温まろう(サウナ効果向上・血圧の変化も緩やかに)
これからサウナデビューしてみたいあなたも、
友達や仕事仲間にサウナの楽しみ方を伝えたい先輩サウナーも、
無理なく、それぞれのととのい方を見つけられるように願っています。
少しでもお手伝いが出来たら幸いです♪
それでは、素敵なサウナライフを~♪
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